「お浄土参りの道中や。伊勢参りには伊勢道、京参りには京道中。その道中なしにそこへ行こうと思うのは無理や。」妙好人、物種吉兵衛の言です。
なるほどなぁ!!今生きてるのは、お浄土までの道中なのか。なるほどなるほど。
目的地が決まり一歩踏み出せば、いつか目的地に到着するもの。目的地無しでは、どこに到着するかわからない。まずは、目的地をお浄土とすれば、人生はその道中ってことなのでしょう。
道中は道に迷うこともあるでしょう。迷い放しで結局、お浄土に行けない人も多数いるのでしょう。迷ったら引き返せばいい。引き返せなくても、戻れる道を探しながら行けば、お浄土までの道に戻ることもできるでしょう。道を誤っても戻ろうと思えば戻れる。しかし誤った道から戻るには、相当の努力と時間は必要となるでしょう。でも、迷いに迷って戻った人は迷った分、しっかりといろんな経験を積んだことにもなると思います。
迷ってもなんの問題も無い。本当にこの道でいいのかわからなくなることもあるでしょう。でも、しっかりと目的地を探し戻ってきたら良い。お浄土参りの道中、迷ってなんぼ!!これくらいでいいのではないでしょうか。

















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
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