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自分の価値がわからないときの解決法は意外とシンプル

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自分の価値がわからない。誰しも一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。自分は世の中の役に立っているのか、価値のない人間なのではないか、このように悩み、苦しんでいる方もいるかと思います。この記事では、「自分の価値」の本質に触れ、悩みを解決するための方法をお伝えします。

自分の価値とは誰が決めるものですか?

自分の価値は、他人が評価するものではなく、あなた自身が決めるものです。他人の評価や世間の基準に振り回される必要は一切ありません。

「自分の価値がわからない」という悩みは、筆者の私も経験したことがあります。とにかく「自分には価値がない」「自分が生きていることに何の意味があるんだろう」と深く悩みました。何年も悩んだ末、行き着いた答えが、「他人に振り回されていたから自分の価値が見えなくなっていた」でした。自分の価値の本質は、あくまで自分の中にあって、他人軸には存在しないと知ったのです。

なぜ「自分の価値がわからない」と悩んでしまうのですか?

最大の原因は、お金や能力といった「他人軸(他人のモノサシ)」で自分を判断してしまっていることにあります。他人と比較し続ける限り、自分の価値を正しく認識することはできません。

お金や能力など「他人軸」で判断しているから

自分は人より能力が劣っている、人よりお金を稼いでいない、といったマイナス思考になった結果、自分に価値がないと考えてしまいます。 しかし、他人軸で考えてばかりだと、一向に自己評価は上がりません。なぜなら、上には上がいるからです。お金や能力だけで考えるのなら、自分より優れている人はたくさんいます。他人と比べてはキリがありませんし、自分を下げる行為ともいえます。 こうした他人軸で自分を評価している以上、「自分には価値がないし、どうすればいいかわからない」といった負のスパイラルに陥ってしまいます。

他人軸で判断するのは「簡単」である

自分の価値を「他人軸」で考えてしまうのは、その方が簡単だからです。他人軸とは、いわば「モノサシ」のこと。たとえば次のような例があげられます。

  • 仕事がどのくらいできるか
  • 能力がどのくらい高いか
  • どのくらい人の役に立っているか
  • どのくらいお金を持っているか
  • 容姿や体型が美しいか
  • 人からどれだけ好かれているか

人によってモノサシは異なります。「お金」を重視している人はお金を稼いでいる人に価値があると思い、「容姿」を重視している人は、スタイルの良い人に価値があると思います。 人は「自分だけのモノサシ」を見つけて、そのレベルが高いことで安心感を得たい生き物なのです。しかし、理想とするレベルに自分が達していないと判断したとき、人は「自分には価値がない」と考えてしまいます。

自分の価値を取り戻すための具体的な解決策は何ですか?

「存在していること自体に価値がある」と認め、「価値のある人間にならなければならない」という思い込みを手放すことです。人間の価値に優劣はなく、生きているだけですでに価値は満たされています。

人間の価値なんて人類みな変わらない

先ほどお伝えした「存在しているだけで価値」を前提にするなら、普通の人でも有名な人でも、お金持ちでも価値は同等です。そもそも、人間の価値は人類みな変わりません。そう考えると、「お金を稼げていない」「世の中の役に立っていない」といった悩みは些細なものに見えてきます。 周りが優れていて自分だけ劣っている、そんなことは決してありません。誰しも生まれた時点で価値をもっているので、堂々と生きていいのです。

「価値のある人間になるべき」という強迫観念を手放す

お金や能力に固執している人は、「価値のある人間になるべき」といった思考になりがちです。これは立派な強迫観念であり、自分で抑えられない「義務感」のようなものといえます。 たしかに、お金や能力などのモノサシによって価値を判断することも可能です。しかし、これらを持っていない=価値がないと考えると悪循環に陥ってしまいます。さらにいえば、理想のモノサシを達成できないと「自分はダメな人間なんだ」と劣等感が強くなってしまうのです。 義務で動くのではなく、自分が本当にやりたいことは何なのか、本当の理想は何なのか考える必要があります。

ネガティブ思考をすべて受け入れて、今からスタートだと考える

自分の価値がわからない、価値がないといったネガティブ思考をすべて受け入れるのも有効な方法です。「価値がわからない」の原因として、過去に後悔しているケースもあります。たとえば、「あのときこうしておけばよかった」「あのときこの選択をしたから失敗した」といったケースです。過去に対する後悔が、価値を見失うことにつながります。 誰でも一つ二つは後悔があるでしょう。過去の失敗を悔やむ気持ちもわかりますが、一度「過去は過去」と受け入れて、今からがスタートだと考えてみると心がスッキリします。

もし、どうしても自己否定が止まらないときは、仏教の視点から自己肯定感を育てる方法も参考にしてみてください。

仏教で学ぶ「自己肯定感」の育て方。「あるがまま」の自分を受け入れる。 | 浄土真宗 慈徳山 得蔵寺

人としての価値とビジネスにおける価値の違いは何ですか?

人としての価値は「存在そのもの」であり不変ですが、ビジネスにおける価値は「機能や成果」であり変動するものです。この二つを混同しないことが、苦しみから抜け出す鍵となります。

ビジネスにおける価値とは?

人間としての価値は「存在そのもの」ですが、ビジネスにおいては先述した「モノサシ」が価値になります。モノサシのなかでもお金や信用などが当てはまるでしょう。 なぜなら、ビジネスでは「取引」が前提となるからです。

企業や個人が商品・サービスを提供し、相手はそれに対して金銭を支払います。そのため、お金を稼いでいる、あるいは取引相手から信用のある企業や個人は「価値がある」といえるのです。 反対に、商品が売れずお金がない、取引相手から信用されていない企業は、価値がないと判断できます。このようにビジネスにおける価値は非常にシビアです。しかし、ビジネスにおける価値は「自分の価値」とは別物なので、切り離して考える必要があります。

仕事(ビジネス)における自分の価値を高める手順は?

自分の「強み・弱み」を理解し、具体的な行動(アウトプット)に移すことで価値が高まります。ビジネスの価値は「相手に何を提供できるか」で決まるため、自己分析に基づいた行動が不可欠です。

【前提】ビジネスでは「アウトプット」が重要

大前提として、ビジネスではアウトプットが不可欠です。深く考え、行動してこそ価値を高められます。以下では、アウトプットのフレームワークを紹介します。

フレームワーク①. 自分の「強み」と「弱み」を知る

ビジネスにおける価値を高めるためにも、まずは自分の強みと弱みを知ることが大切です。以下のように強みと弱みを洗い出しましょう。

  • 強み
    • ルーティン業務をずっと続けられる
    • 初対面の人とでもすぐに打ち解けられる
  • 弱み
    • アドリブやイレギュラーが起こるとパニックになる
    • 大勢がいる場になるとうまく話せない

仕事やコミュニケーションなどさまざまな観点において自分の特性を考えてみてください。ここでは、できるかぎり多くを洗い出すことが大切です。自分の特性や強み、弱みを多く洗い出すことで、自己分析の解像度が上がり、その後のアウトプットに役立ちます。

フレームワーク②. 自分の中で大切にしている価値観を知る

強みと弱みを理解できたら、次に「自分の価値観」を考えてみましょう。価値観とは、自分の人生において重要だと考える基準です。信念や理念とも言い換えられます。たとえば次のとおりです。

  • 常に学び続けて新しいチャレンジをしたい
  • 自分の選択に責任をもって最後までやり遂げる
  • 他人のアドバイスを受け入れて素直に実行する

自分の価値観を言語化し、それに合わせた行動を起こすことで成果が出やすくなります。

フレームワーク③. 興味のあることを考えてみる

続いて、自分にとって興味のあることを考えてみてください。自分が好きになれそうなもの、仕事にしたいことなど何でもよいです。 ファッションやピアノ、子育て、バイクなどさまざまなものがあげられるでしょう。プライベートな要素が強くなっても問題ありません。むしろ、興味のあることが「強み」や「価値観」と合致して、より良いアウトプットにつながる可能性があります。

フレームワークの結果を自分の仕事に応用させる

最後に、フレームワークの結果を自分の仕事に応用させます。ルーティン業務が得意なら、今やっている仕事を「仕組み化」して単純作業化させる。素直さが強みなら、上司からのさまざまなアドバイスを受け入れて、自分なりに折衷案を作る、などの方法です。 強みや弱み、価値観、興味のあることなど、人によって特徴は異なります。まずは紙に洗い出し、現状を整理することで、自分のやりたいことが明確になってきます。

【まとめ】自分の価値は自分で決める

繰り返しになりますが、自分の価値とはすでに存在しているものであり、決して他人に奪われたり、失ったりするものではありません。多くの人はお金や能力、世の中の役に立っているかなど「モノサシ」で価値を判断します。しかし、それはあくまで他人軸での価値であり、お金があるから、能力が高いからといった理由で、あなたの人間的な価値が失われることはありません。

ただし、ビジネスにおける価値では「お金」や「信用」が価値になります。まずは、自分の価値とビジネスにおける価値の二つを切り分けて考え、どちらに悩んでいるのか明確にすることが大切です。

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監修者 「愛葉 宣明」

僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。

信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」

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