ダンマパダを読んでいて『八正道』を知り、これがアスリートに必要なことが網羅されていると驚いた。そして、改めて仏教(宗教)の教えはアスリートに有益だと確信した。
改めてなのは、昨年コロナに対する解釈の相違から取引先との契約内容で対立して裁判を経験した。和解が成立した後に心身の疲労感に苛まれた時に、何故か手にしたのが歎異抄であった。歎異抄が私にとって刺激となり疲労感は解消された。それと同時に、歎異抄にはアスリートが成長するために有益なことが多く書かれていると感じて、思わぬ形で親鸞聖人と歎異抄に惹かれていった。
歎異抄を読み進めて頭に浮かんだのは、牧師になってから現役復帰して45歳でヘビー級の世界王者に返り咲いたジョージ・フォアマンのこと。牧師になって心の平穏を得たからか、かつての無愛想さが一変して、柔和な表情でユーモアのあるコメントをするキャラクターとなった。
尊敬するジョージ・フォアマンと親鸞聖人の生き様と教えが私の中で重なったのだろう。この時、得度という選択が自身の心技体の成長に繋がるのではと思えたのである。
歎異抄を初めて手にしてから約1年。引き続き、仏教の教えから自身の成長に繋げられることを取り入れて行きたい。

















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
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