先日コミュニケーション力が高いと聞かされていた方と話をする機会に恵まれた。
しかし、私には高いようには思えなかった。確かにスラスラと話すのであったが、この方は他人の話を聞かない(聞けない)方だと感じたのだ。
一方で「私はコミュ力が高くないんです…」とおっしゃる方とも話をする機会に恵まれた。
この方は親身になって話を聞いていただき、そして何より”相手に話させる”雰囲気をお持ちであった。この方はコミュ力の高い!と話し終わって真っ先に思ったのであった。
現代のSNS時代、発信したもの勝ちみたいな風潮が蔓延して、「発信力=コミュニケーション力」となっているような気がして仕方ない。
本来、コミュニケーションとは”言葉のキャッチボール”であると私は思うが、今や”言葉の壁当て”である。
今一度、”言葉のキャッチボール”がしっかり成立する、本来のコミュニケーションが見直される必要が不可欠だと思ったのである。