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別れと出会いの春を前に

今の職場は通信制高等学校で、不登校やいじめ、発達障害等で全日制高校になじめない生徒たちが在籍している。

通信制なので本来は自学自習が基本だが、コミュニケーション能力や規則的な生活リズム維持に考慮して、あえて「通学する通信制」スタイルを実施している学校である。

もちろん、個々の事情に沿うように週1回登校や完全通信(すべて自宅で勉強)など柔軟に対応している。

それでも全体の6割程度は毎日通学してくるので、全日制高校と同様に、学校内のイベント企画は多くある。
例えば文化祭や入学、卒業にからむ行事等々、それらは、生徒主体で活動している。生徒たちはそれぞれに自分が今できる範囲内で、参加をしながら高校生活を楽しんでいるように見える。

最近よく見聞きする「多様性」(ダイバーシティ)とは、まさにこういう形なのではないか。

人は本来、みんなそれぞれに個性があり、得意不得意も多様だ。
全て一律に型にはめようとしても必ずそこからはみ出たり、おさまりが悪い事もある。

だが、今の社会ではそうした人たちがどうしても異端視されやすく、集団生活や組織になじむことが出来ず孤独感や疎外感を味わいやすい。
そんな思いを多かれ少なかれ経験した生徒たちが、自然とこの学校に集まってきているようだ。

卒業や新入学を控えたこの時期、彼ら彼女らの高校生活が、少しでも過去に受けた心の傷をいやせる時間でありますように、と祈るばかりである。

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