愛葉さんの著書の中に「自分なりの人生の喜びを見つける手助けをしてくれる最強の手段が「死を意識すること」という文言が、心に残りました。
私は、その文言から、自分が、過去や見えぬ未来にまでも、不安や恐れを抱き「今を生きる」ことに心がなかったことに気づかされました。
毎日が、慌ただしく多忙で、家族のためだと思い込み、寝る間を惜しんで、働き続けていました。
「死を意識する」と、その思いが、何だか虚しく、自分の中に染み渡らない考えだということに気づきました。そして、辛くて苦しい過去から逃げ出したい思いが深まると、死を意識してしまうことはありましたが「今を生きる」ために「死を意識する」ことは、今まで、ありませんでした。
「一切皆苦」=「生きることは楽ではない」それを受け入れる方法と不安や苦しみ、恐れを解放してくれるものが、仏教の教えなのだと思いました。
自分の命を大切にすること、人生を大事にすることについて、拝読させていただく中で、考え方が、変わっていきました。
私は、今、生きる過程において、自身の意思や思考の根拠となるものを長い間、探してきたように感じています。心の芯、心の核となるものが、必要なのだと思い、得度を志願いたしました。
より一層、歳を重ねるほど、「死を意識すること」が自然であり、また、学ぶことで「今を生きる」ことを実践していくことが可能になるのだと思いました。
これからも、仏教から、自分自身の心の在り方から学んでいきたいと考えております。





















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
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