誰であっても僧侶になれる得度への道をご用意しています。

「全部自分のせい」と自分を責め過ぎない

「人生を変えるのに修業はいらない」

『人生を変えるのに修行はいらない』を読みました。P116「親鸞は物事は『起こす』のではなく『起きる』もの」としています」という教えに接し、「確かにそうだ」と思ったことが最近ありましたので、レポートします。

 私には29歳の息子がおりまして統合失調症を患っています。調子のいい時期は、話しかけても普通に受け答えできるのですが、彼の中で思い通りにいかないことが続くと引きこもってしまい、周囲とのコミュニケーションを拒むようになります。

 一昨年末、息子が統合失調症だと診断された際、私たち夫婦は、勉強や性格、考え方について「私たちが彼を追い込んだのだ」と自分たち自身を責め深く反省をしました。当時、私たちを非難する息子の言葉に耳を傾け、時には謝罪をし、時には反省の弁を伝えました。彼がその時していた借金(100万円超)の肩代わりもしました。しかし、病院の先生によれば、統合失調症の原因は決して一つではなく、様々な要因が重なって起こるものなので、あまり自分たちを責め過ぎないようにしてください、と言われハッとしました。今年の3月中旬に、彼の就職活動のことで私との間で行き違いが生じ、以来コミュニケーションが取れない状態が続いていますが、「全部自分のせいだ」と自分を責め過ぎると無気力感にとらわれ、彼と接するのがしんどくなります。

 親鸞の「『生老病死』のようなどんな人でも避けられないことは受け入れる」という教えを心に留め、今の自分の心や体の状態を充実させることに注力したいと思いました。ありがとうございました。

仏陀倶楽部では、 こうした日々の迷いや立ち止まりを、

一人で抱えずに言葉にする場があります。

監修者 「愛葉 宣明」

僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。

信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」

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