自分は九州から関東に引っ越して5年目。仕事も落ち着き、彼女との結婚が決まりました。
これを機に関東に腰を据え、マイホームを建てようとした矢先、彼女の仕事先が破綻。
僕らは二馬力で家を買うつもりだったので、あっけなくマイホームの夢は延期になりました。
ただ僕は仏教の「一切皆苦(全ては思い通りにならない)」という真理を理解として知っていたので、「まぁこれはこれで仕方ないか」と、するっと諦められました。
もし「一切皆苦」という真理を知らなければ、動揺したり、「なんでだ・・・」といちいち気にしていたでしょう。しかし、そもそもこの肉体や、この肉体を置く環境は、自分という意思でどうこう出来るものではないと理解してから、幾分楽になりました。
それどころか、最近では、自分にとって様々な問題が起こると、つくづく仏教、仏道を実感します。
本当に人生思い通りにならないぁと。
お釈迦様が発見された真理を自分も、この身をもって、体感できています。
まさに生きているだけで、お釈迦様の体得された真理を身を持って修行できています。
家庭のこと、仕事のこと、いつ何時とってもしっかり修行になっているなぁと思います。
そして、一切皆苦と言っても、苦しいことは続かないようにできています。
マイホームの夢が断たれたことによって、彼女と僕は引っ越しすることなりました。今は、新天地での生活に向けて動いています。この日々、止めどなく動く様子は、まさに諸行無常そのものです。
思い通りにならないことも、また変わっていく。
きっちりと、真理の真っ只中で修行できることを有難く思います。




















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
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