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親鸞 生涯と教えを読んで

親鸞 生涯と教えを読んで

 『親鸞 生涯と教え』を読むと、親鸞の生き方と教えが、いかに現代に通じる普遍的なものかを強く感じる。親鸞は平安時代末期から鎌倉時代という混乱の時代に生き、多くの人々が苦しみの中で救いを求めていた状況で、浄土真宗という仏教の新たな道を切り開いた。その生涯は波乱に満ちており、流罪や家族との別離など多くの試練を経験しながらも、阿弥陀仏の本願に基づく平等な救済の教えを説いた。

 特に印象的だったのは、親鸞が自己の修行や功徳ではなく、阿弥陀仏の他力に完全に依存することで人間が救われるとした点である。これにより、身分や能力に関係なく、すべての人が救われる可能性を提示した。その教えは、弱者や罪を抱えた人々にも開かれており、「悪人正機説」に象徴されるように、自分の不完全さを認めることが、むしろ救いの道につながるという、逆説的な視点が新鮮だった。

 また、親鸞の教えが形式主義や権威主義を排し、個人の内面的な信仰を重視している点も、現代社会の個人主義や多様性の尊重と通じる部分があると感じた。この書を通じて、親鸞の教えが時代を超えて私たちに問いかける「救い」の本質に、改めて考えさせられた。

仏陀倶楽部では、 こうした日々の迷いや立ち止まりを、

一人で抱えずに言葉にする場があります。

監修者 「愛葉 宣明」

僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。

信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」

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