内観とは何か?仏教が説く「苦からの解放」
私たちは日々、多くの出来事や情報に囲まれ、外の世界に意識を向けがちです。しかし、仏教の教えは「外に答えを求める前に、まず自らの内を観よ」と説きます。これが「内観(ないかん)」の実践です。
内観とは、自分の心の動きを静かに見つめること。怒り、悲しみ、喜びといった感情も、良し悪しをつけず、そのまま受け止める姿勢が重要です。
仏陀は、苦しみの原因は外にあるのではなく、自らの執着や無知にあると説きました。つまり、自分の心のあり方を理解することこそが、苦からの解放の第一歩なのです。この視点こそが、私たちが日常で直面する様々な問題に対する根源的な解決策となります。
内観の実践がもたらす智慧と内面の自由
深く内観することで、私たちは「なぜ苦しいのか」「何を求めているのか」という根源的な問いに静かに向き合えます。これは、単なる瞑想とは異なり、日々の出来事を通して自己を見つめ直す作業です。
他者や環境を変える前に自分を変える智慧
内観の重要なポイントは、他者や環境を変えようとするエネルギーを、自分の内側の変化に向ける点にあります。自分の見方・考え方を変える智慧を育む道であり、外の世界に左右されない確固たる自己を築く手助けとなります。
現代社会で「内面の自由」を見いだすために
内観は、現代社会においても心の静けさと明晰さを取り戻すための不可欠な実践です。情報過多な外の喧騒に惑わされず、自らの内に安らぎを見いだすことこそ、仏教が示す「真の内面の自由」への道といえるでしょう。
仏陀倶楽部 愛葉代表が常々説くように、内観は特別な修行ではなく、日常の瞬間瞬間に意識を向けることで深まります。この内観 やり方を通じて、真の自己理解を深め、心を整えていきましょう。





















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
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