書いた人:仏陀倶楽部 会員
生きていると、思い通りに進まず、つらくなる時があります。「一切皆苦」や「四苦八苦」といった仏教の言葉を手がかりに、うまくいかない現実をどう受け止めるのか。「諦める」「因縁を紐解く」、そして「遊ぶ」という視点から、深刻になりすぎずに今を見つめ直すヒントが語られます。
思い通りにいかない世界で
生きていると、つらくなることがあります。
仏教の教えには「一切皆苦」や「四苦八苦」とありますので、そもそも思い通りにうまくいかないのが当然と考えるほうがよいのかもしれません。
うまくいかない時の対策として説かれているのは、二つあります。「諦める」と「因縁を紐解く」です。
現実を正しく見つめる
「諦める」は、物事を明らかに正しく見つめる、つまり「如実知見」という意味で、現実を正確に受け止めることです。
「因縁を紐解く」は、すべての現象には原因である「因」と、きっかけである「縁」が絡み合って生じるという、縁起の教えにもとづくものです。
今うまくいかない結果には必ず原因があるので、感情的にならず、何が原因で、どう工夫できるかを冷静に整理することが必要とされています。
思い通りにならない世界だからこそ、どうすれば振り回されずに、今を最大限に楽しめるのかを追求する姿勢が必要ですね。
つらい時こそ、遊ぶ
うまくいかない時は、気晴らしに遊びに行くのもよいと思います。
仏教における「遊ぶ」とは、結果に対する執着から自由になり、そのプロセスを純粋に楽しむという、洗練された心の状態を指すようです。
つらい時こそ深刻にならず、高尚な遊びの精神で切り抜けていきましょう。

















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
愛葉宣明 著 『仏陀経営』ほか
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