誰であっても僧侶になれる得度への道をご用意しています。

得度式で授かった法名に込められた意味と、更生保護という修行の道

Report by 釋 慈豊

得度式で授かった大切な法名

11月2日、私は得度式を終え、釋慈豊という法名をいただきました。この法名は、私が長年力を入れてきた更生保護活動、すなわち困っている人たちを導くという意味を持つ『慈』の字を含んでいます。私は、この『慈』という名を非常に気に入っています。

法名に込められた「慈」の意味

私たちは、ほとんどの場合、自分中心にしか物事を見ることができません。人が皆、自分が一番かわいいと感じるのは自然なことです。しかし、仏教の教えは、この自己中心性から私たちを解放してくれます。

仏教の根幹にある教えとして、「仏教とは大慈悲これなり。無縁の慈をもって諸々の衆生を摂したまふ」という言葉があります。

無縁の慈悲とは、阿弥陀様の分け隔てなく慈しむ心です。それは、深い苦しみにある私を何とかしたいとはたらきかけてくださっている、広大な慈悲の心です。

私はこの難しい教えを、何度も何度も読み返し、その意味を深く理解するまで内観しました。この『慈』という文字の深い意味と、その背景にある阿弥陀様の願いを、私は心に刻んでいます。

更生保護という実践—阿弥陀様の「無縁の慈悲」を体現する

この尊い法名をいただいた今、私は今まで以上に更生保護活動に力を入れ、仏道の実践に励もうと決意しています。迷いや苦しみを抱える人たちを、阿弥陀様の保護のもとに導き、彼らが迷いから解放され、正しい道へと歩めるよう尽力しようと考えています。

法名を授かったことは、単なる名が変わったということではありません。それは、阿弥陀様の慈悲の願いを体現する人生の道筋を与えられたということです。

生きること全てが修行です。喜びも苦しみも、すべてが仏の教えを学ぶ機会です。私はその通りだと確信しています。この法名と共に、日々精進してまいります。

仏陀倶楽部では、 こうした日々の迷いや立ち止まりを、

一人で抱えずに言葉にする場があります。

監修者 「愛葉 宣明」

僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員

僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。

信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」

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