昨日、能登支援で珠洲市へ行きました。1年3ヶ月経ったとは思えない光景。これでも、ずいぶん良くなったそうです。私は傾聴移動カフェのボランティアで、お悩みなどをお聴きしています。みんなで平均すると毎週くらいの開催、メンバーで交代で行っています。私は昨春4月よりスタートして、昨日で能登は9回目、珠洲市は初めてでした。
私たちが当たり前のことが、こちらでは当たり前ではなくて、ある日突然家が無くなりましたと。全壊の方は何も取り出せなかったと。広い家から四畳半の仮設に2段ベッドを入れて、ご夫妻で生活されているそうです。家が全壊で昨秋まで車庫で暮らし、秋にようやく仮設住宅に当選できて、ようやく移動できた方。お墓が壊れて遺骨が出てしまい、なんとかしたいと、カバーかけたりペットボトルを切って花をお供えしている方。
涙ながらに辛い現実を話される方。辛いから早く浄土に行きたいと言われていた方が、お話後は 好きな場所を離れず 好きなことをして、皆の分まで生き抜く!と力強く言ってくださいました。他にも、畑で野菜作りしてリフレッシュされているお話。魚があまり採れなくなってしまったお話、美味しい岩のりおにぎりのお話など、たくさんお聴きしました。最後は、皆様と順番に握手して、またね!と言ってお別れ。
今日お話をされたことで、モヤモヤが放たれて、少しでも心が軽くなれたらいいなと思っています。私は、またまた大きな学びに。今ある当たり前だと思っていた幸せに、感謝の気持ちがさらに大きくなりました。
次は、来月4月に輪島と志賀町へ行き、傾聴活動をさせていただく予定です。できるときにできることを。被災地の皆様へ想いを寄せて、祈りを捧げることだけでも想いは伝わりますし、大きなエネルギーになると思います。風化させないためにも、現地で観たこと聴いたことをお伝えしていくことも、私の役割だと思っています。





















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
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