私事で恐縮ですが、今年の1月からの懸念事項であった実家の処分が完了した。
大学卒業まで育って過ごした実家が、不動産業者の手に渡った。実家や家族に対して良い思い出はない。それでも少しは感慨深くなるものかと思ったが、全くもって何の感情も湧いてこないのだ。弟にその旨を伝えたら「俺も同じく何の感情も湧かない。」と言うので、そんなものかと思ったのである。
しかし、長年過ごしたところに対して何の感情も湧かないことについては考えさせられた。その結論として思ったことは『人間は生き方が重要!』ということであった。
ひとえに家族に良い思い出がないから何の感情も湧かない。今後もし自分と深く関わる方がいらっしゃるとしたら、その方が「何の感情も湧かない」と思うような生き方は絶対にしない。そう自分自身に誓った。実家の処分を通じて、今後どう生きるべきかの心構えを確認させられた気がするのである。




















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
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