あのときの判断は絶対に間違っていなかった!
先日、愛葉代表の著書を読み終えた直後に抱いた感想である。
あのときとは、私は20代後半の約5年間、度重なる負傷で入退院を繰り返した。こんな状況なので、プロボクサーとしての活動は出来なかった。そして、何とか練習が出来るようになり、復帰に向けた準備を進めていたら、周囲の雑音が大きくなってきた。復帰への反対意見に始まり、私の生き様に対する誹謗中傷等の悍しい言葉を浴びせられた。
「怪我が完治したから復帰する。誰であろうと俺の人生をとやかく言う筋合いはない。」
その気持ちが揺らがないと確信した私は、他人と比べないで決断することと、人間関係の断捨離を決心したのだった。
これが私にとって間違いなくプラスになった。こうして今でも現役を続けられるのは、あの日の決心があったからだろう。
私の人生は、思い描いたようには行っていないが後悔はない。そして、実は思いのほか“報われている”人生なのではと、新たに感じたのであった。