京都に出かけました。
京都駅を降りて歩くと、そこには西本願寺と東本願寺(真宗本廟)があります。ほとんど隣り合った二つのお寺、は観光客で賑わう街の中にあっても静けさが漂っていました。お寺の周りには数珠屋さんが多く立ち並び、そこはまさにお寺の街になっています。
境内に入ると、法要が営まれていました。本堂で正座をするとそこには多くの外国人の姿があります。皆、椅子に座りながらお経に耳を傾けていました。
私も心の中でお経を唱えていました。静寂の中に響き渡る正信偈は心まで轟く音色です。
ふと見回すと、阿弥陀堂の内部は「仏説阿弥陀経」の世界を表現した、天井から柱に至るまで金色に荘厳されていました。
阿弥陀様を側で感じることができる、そんな感覚の中改めて思う。
日常に溶け込む心の静寂。
お経を唱えることで得ることができる、心の平穏。
日々の生活の中でも「南無阿弥陀仏」とお唱えし、阿弥陀様の本願に委ねるのも良いことだなあ、と。