得度を決意して、愛葉さんとお電話でお話させていただく前に、この本を読ませていただきました。そして、改めて得度の道に出会えたことに、強い感謝の気持ちがあふれました。
第1章の「死について考える」で、レオナルドダヴィンチは「このところずっと、私は生き方を学んでいるつもりだったが、最初からずっと、死に方を学んでいたのだ」という言葉を残していて、これに対して愛葉さんが書かれていた「自分の最期を考えることで、今のあり方が変わってくる」という言葉が、とても心に響きました。
私は、この人生で大切な人を亡くす経験を、何度かしています。その度に、悲しみから立ち直るまでの月日のなかで、“自分が死んだら…”ということを、切実に考えるようになっていました。
この本で、この言葉を読んだ時に思ったのは、自分の人生が終わることを考えることで、今、そばにいる家族やパートナー、ペットたちに対しての、“思い”が確実に変わる…と感じたのです。
日常で「死」を意識することは、縁起が良くないと思われがちですが、私たちの命は、いつか必ず尽きます。その事実から、眼を背けずに向き合って生きることで、常に「今この瞬間に自分自身が成すべきこと」が、クリアにみえてくるような気がします。
私が、得度への一歩を踏み出したキッカケは、間違いなく仏陀倶楽部のHPを読んだことですが、これまでの「人の死に関わった経験」から得た、価値観や思いがあったからこそ、辿り着いた場所なのかなと感じています。
















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
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