誰であっても僧侶になれる得度への道をご用意しています。

怒ってしまう子育てを変えたい:仏教の「中道」で感情と向き合う

「中道」の子育てと怒りの感情:自己嫌悪を乗り越え、笑顔で向き合う仏教的視点

書いた人:レーン由香

子育てでは、わかっていても怒りが先に出てしまう——。本レポートでは「中道」を手がかりに、厳しさと優しさの間で揺れる日々を率直に振り返ります。時間の制約が焦りを生み、自己嫌悪へつながる流れを見つめ直しながら、「ありがとう」に救われる瞬間と、笑顔で向き合うための内省を描きます。

子育てにおける「中道」の実践の難しさ

普段、仕事やプライベートではほとんど怒ることがありません。相手の状況をよく見て、理解したり、何かが間違っていても、相手が納得できる提案をすることができます。しかし、なぜか子育てとなると、そうもいきません。

子育ても「中道」、厳しさと優しさのバランスだと頭では理解していても、厳しく教えなければならない時に、どうしても怒りの感情が入ってしまい、結局、息子にちゃんと理解してもらう前に、言い合いになってしまうことがよくあります。

お互いその怒りが続くことはないので、関係が壊れていくような感じではないのですが、うまく伝えられない自分に腹が立ち、理解してくれない息子にも腹が立ち……。思い通りにしたいわけではなく、これから生きていく上で必要であろうことを、日々少しずつ身につけてほしくて言っているつもりなのですが、なかなか伝わりません。

時間的制約が招く焦り

時間に余裕があれば、できるまでもちろん待つことができます。しかし、学校やスポーツの試合など、遅れてはいけないときは多少急かしてしまい、イライラが始まるのが自分でもわかります。わかっていても、まだまだコントロールできずにいます。

イライラの原因と自己嫌悪の連鎖

怒らずに厳しくするにはどうすればいいのか、怒ってしまった後、いつも反省し自己嫌悪に陥ります。紙に書いて貼ったところで効果もなく、結局、毎日同じことの繰り返しです。

小さな「ありがとう」がもたらす喜び

しかし、イライラするばかりでなく、最近、息子が「ありがとう」とよく言うようになったことに気づきました。私がしてあげたことに対して、思い出したかのように、間を空けて言ってくる「ありがとう」に嬉しくなって顔が緩みます。

怒りから離れ、穏やかな子育てを目指す内省

口うるさい親だと思っているでしょうけれど、知らずと身についたことが大人になってからの生活で役に立ったといつか気づいてもらえるように、怒らずに厳しくできるよう、自分の感情をもう少しコントロールできるように今後も内省を続けていきたいです。

感情と向き合い、親として成長するために

怒りからは何も生まれません。できる限り毎日笑顔でいたいです。仏教の「中道」の教えを胸に、感情の波を穏やかに乗りこなせるよう、日々精進していきます。

仏陀倶楽部では、 こうした日々の迷いや立ち止まりを、

一人で抱えずに言葉にする場があります。

監修者 「愛葉 宣明」

僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。

信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」

愛葉宣明のコラムはこちら