死ぬ直前に後悔するのは、「もっと幸せを追求すればよかった」など、死について語ることが多いのですが、私も最近では自分の死をよく考えます。
自分が死んだら今の資産はどうなるのだろう。経営している会社はどうなるのだろう。残された家族は生活していけるのか……。特に妻は外国人ですし、私がいなくなると困らないか……などと考えることが多くなります。
今年55歳。10年後の退職金の積み立ても始めました。真剣に浄土真宗を学び、自分自身の悪いところ、いいところを見つめ直し、改善に努めています。そのおかげか、会社はどんどん大きくなってきています。
得度を目指し、日々人生の修行を積む中で、人との接し方が変わってきたのではないかと、自負しております。
もうすでに、人生の半分は確実に過ぎました。数年もすれば、もうこの世にいないかもしれません。自分一人がいなくなっても、何事もなかったかのように、世の中は動いていく。
だからこそ、後悔したり悩んだりしている場合じゃない。一生懸命生きてきた。残された人生、好きなように生きたって文句は言われないだろう。
大切なことは、一日一日を大切に生きること。今日が最後かもしれない。

















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
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