書いた人:細川孝一
年齢を重ねると、どうしても「衰え」を意識する場面は増えていきます。けれど、その受け止め方や日々の向き合い方によって、人のありようは少しずつ変わっていくのかもしれません。本レポートでは、「得度への道」に取り組んできた一年を振り返りながら、年齢への思いと、自分の内側に生まれた変化が語られます。
年齢とどう向き合うか
「年齢のせいにしてはいけない」と、私は思っています。いろいろな人を見ていますが、現役を引退後の余生の送り方で、体の衰え方に変化が出てくるのではないかと思っています。目標を失った人と、何かに取り組む姿勢を持った人とでは、体の衰え方に差がついてくるように思えます。
何もしない人は一気に老け込んでいき、何かに目標を定め取り組んでいる人は、生き生きとしていると感じます。「年相応に」と言うことをよく聞きますが、このことにこだわることはないと思います。いつまでも健康でいたいと思うことは、誰しも同じではないでしょうか。
ですが、「思うようにならない」のが現実です。私も一つの目標に取り組んでいるせいかもしれませんが、あまり年齢を気にせずに毎日を過ごすようにしています。これが秘訣かもしれません。
得度への道を振り返って
先日、「仏陀倶楽部」より得度式の連絡を頂き、気づいたことがありました。昨年の4月から取り組んできた「得度への道」に、早くも一年が来ようとしていることに気がついたのです。
振り返ってみると、人生にどのような変化があったのかを考えさせられる時間を与えていただく機会となり、自分の変化を知ることにもなりました。
この一年で感じた変化
「執着」については、多くの事柄に取り組む姿勢を改め、順序立てて整理をすることで、スムーズな取り組みができるようになったと思っています。
「他力本願」については、自分ではどうにもならない時は「阿弥陀仏」に任せて気分転換をし、心を落ち着かせるようになりました。そうした中で、いくつかの取り組みにも成果を見いだすこととなってきたことは、言うまでもありません。
他にもたくさん気づかされたことはありますが、この「得度修行」を通じて大きく変わったことの一つに、「報われた思い」があったことに気づかされたのも事実です。
愛葉代表や仏陀倶楽部にもお世話になり、感謝申し上げます。
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。

















僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。
信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」
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