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受注激減の原因は自分にあった。成功の裏に潜む「経営者の慢心」を読み解く

受注激減の原因は自分にあった。成功の裏に潜む「経営者の慢心」を読み解く

Report by 釋慈豊

私は現在、会社を経営しています。年末年始は、正月休みも返上し、工場の機械の点検、修理、据付に追われる日々を過ごしました。しかし、今後の工事の受注が少ないことで今、悩んでいます。

慢心が生んだ経営上の短気

受注が少ない原因は、他ならぬ私自身にあるのはわかっています。数年付き合ってきた顧客が、私に不満を感じており、私の方から「今後、御社の仕事はやりません」と取引先2件との契約を打ち切ってしまいました。

今までかなり我慢してきましたが、短気を起こすことで社員の生活がかかっていると自分自身に言い聞かせてきたものの、あまりにも自分勝手な振る舞いに、ついに我慢の限界が来てしまいました。

私は、自分の気持ちを落ち着けるときによく仏教の教えなどを読みます。今までやんちゃな生活をしてきたときに、上の者から「我慢」ということを教わってきました。しかし、この「我慢」という言葉を仏教で調べると、それが持つ世間的な意味とは全く異なることに気づきました。

仏教における「我慢」とは慢心である

仏教で説かれる「我慢」の「我」は自己、「慢」は慢心(うぬぼれ)を意味するそうです。この慢心という文字を見て、ハッとさせられました。今までうなぎ上りに売り上げを伸ばしてきた自分の会社に対し、自分自身が慢心していなかったか?と、いまは深く反省している次第です。

慢心は、自分を過信し、他者を軽んじる心です。顧客への不満から契約を打ち切るという短気を起こした背景には、どこかで「うちの会社がなくても困るまい」という、成功からくるうぬぼれがあったのかもしれません。

自己反省の先に正しい道が見える

不思議なことに、自身の生き方を仏教(特に浄土真宗)の教えに照らし合わせると、自分の正しい進む道が見えてきます。

今回の出来事を単なる経営上のミスとして処理するのではなく、自己の慢心という煩悩を見つめ直す機会として捉えること。これこそが、仏教の教えが私たちにもたらしてくれる新しい視点だと感じています。

追伸:レポートとは関係のないことですが、仏陀倶楽部 代表 愛葉から誕生日を祝うはがきをいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

仏陀倶楽部では、 こうした日々の迷いや立ち止まりを、

一人で抱えずに言葉にする場があります。

監修者 「愛葉 宣明」

僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰もが「得度」し、僧侶になれる機会を提供している。

信念は、「人生を変えるのに修行はいらない」

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