誰であっても僧侶になれる得度への道をご用意しています。

欲の次元を上げる

28歳くらいに、ゴルフに出会って、ドはまりしました。
こんな面白いスポーツがあるのかと。
ゴルフ練習場に毎週欠かさず10年間行ってました。
家でアプローチ練習をしてガラスを割ったり、振り上げたクラブで、桟がボロボロになっていました。
安月給なのに、35万円でオーダーメイドのクラブセットも買いました。
どこでもスイング練習していました。

そんな私が、ある時を境に、パタリとゴルフをやらなくなりました。自分でもその変わりようにびっくりしました。
きっかけは、いまの「使命」とも言える仕事に出会えたことでした。
この楽しさや喜びに比べたら、ゴルフなんてどうでもよくなってしまった。という感じです。
”魂”が満たされる行為に、”肉体”的な喜びが勝てることはありません。
次元の違う喜びだからです。

他者への貢献、というのが欲望の中でも最上位です。この喜びを知ってしまうと、ほかのことはどうでもよくなると思います。
ガンジーやマザーテレサが、晩年にビジネスに精を出したりしたでしょうか?
おそらくしなかったでしょう。貢献のビジネスというのももちろんありますが、彼らはもっと素晴らしい、魂の喜びを知っているから、そんなことに興味が湧かなかったと思います。

欲求は、シャンパンタワーのようなものです。
一番上のグラスは「貢献」です。
このグラスが満たされると、他のグラスにもシャンパンが注がれれて、すべて満たされてしまうのです。
このことは、私も人生実験を通して確かめました。
ぜひ、この貢献の喜びの素晴らしさを、たくさんの人が、知って欲しいなと思います。

人間の魂はみな同じ作りです。だから、どの人でも貢献をしたら、幸せを感じるようにプログラミングされています。
あなたの愛は無限です。
与えても与えても減るものではありません。
むしろ与えるほどどんどん沸いてくるものです。
愛を与えることを惜しまないでください。
与えるには、お金や能力が必要な訳ではありません。

仏教にも無財の七施という教えがあります。

1.眼施(げんせ)やさしい眼差(まなざ)しで人に接する
2.和顔悦色施(わげんえつじきせ)にこやかな顔で接する
3.言辞施(ごんじせ)やさしい言葉で接する
4.身施(しんせ)自分の身体でできることを奉仕する
5.心施(しんせ)他のために心をくばる
6.床座施(しょうざせ)席や場所を譲る
7.房舎施(ぼうじゃせ)自分の家を提供する

いますぐにできることばかりです。

そして、やってみたらわかります。
日々、貢献で生き、周りに愛や施しを振りまく生き方が、自分が一番幸せになる生き方なんです。

監修者 「愛葉 宣明」
僧侶、著述家、宗教法人得藏寺 代表役員、仏陀倶楽部(BuddhaClub)代表
愛知県名古屋市出身。浄土真宗大谷派である名古屋大谷高校卒業後、20歳で独立起業。自動車販売業、美容事業、飲食事業、リサイクル事業と、次々に事業を立ち上げる。
独立起業後10年を経て自身の中に湧きあがる疑問と向き合うため、事業を整理し、ヨーロッパを中心に世界30カ国以上を旅する中で、多くの宗教や文化、習慣や常識の違いに触れる。
「人は生きているだけで毎日が修行」という考えに至り、時代が変化しても自然淘汰されない“在り方”を仏教に見出す。
現在は誰でもすぐ「得度」をできる活動を推進中。